毛利元徳

12歳の時に、毛利家支藩の徳山藩から敬親の養子として宗家に入家。世子となり、長府藩姫であった毛利安子(銀姫)と結婚。幕末動乱期に義父・敬親をよく助け、維新回天に力を注ぐ。高杉晋作は23歳の時に藩世子毛利定広の小姓役となり、以来藩政に関与するようになる。しかしその後、高杉は久坂玄瑞、赤根武人等と共に横浜の外人襲撃を計画する。それを聞きつけた元徳の出馬によって、未然にくい止められた。高杉に対する信頼は極めて厚く、それは最後まで変わらなかった。また元徳自身も正室・安子の実家である長府毛利家、岩国の吉川家と新たな「毛利家三矢の結束」の長として幕末動乱を乗り切った。

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