トーマス・グラバー

慶応元年(1865)3月、藩の保守派を一掃した藩内抗争の後、突然イギリスへの密航を計画する。伊藤俊輔を誘ってグラバーに渡航の相談をしに長崎へ行くのである。しかし、グラバーから「今イギリスに行くより、馬関を開港して富国強兵に務め、幕府戦に備えるべきではないか」と諭される。またその翌年の慶応2年に、武器の購入のために再度グラバーに会いにいく。その時は、英国製の蒸気船「オテントー」丸を独断で購入する。その船は「丙寅丸」と改称され、幕長戦争で大活躍をするのである。

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