坂本龍馬

坂本龍馬は土佐の郷士として生まれる。高杉晋作との初めての接点は文久2年の武市瑞山(武市半平太)とともに川崎宿の「萬年屋」で久坂玄瑞と高杉と会飲した時か(久坂玄瑞の日記より)慶応2年の小倉口の戦いに於いては、龍馬は乙丑丸に乗り帆船の庚申丸を曳航して、門司浦に向う。これが高杉と坂本が共闘した最初で最後の機会だった。またその年の12月に薩長同盟締結へ向けた準備のために下関入りした龍馬は、高杉からピストルを贈られている。京都伏見の寺田屋で襲われたとき、龍馬の一命を救ったのがこのピストルだったと伝えられる。

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