奇兵隊墓地


維新戦争で亡くなった長州諸隊士の多くが十代、二十代の青年で子孫もなく、無縁仏となり荒れ果てるケースが多かった。東行庵三世・谷玉仙尼が昭和四十六年、墓地を開き全国各地から隊士の墓を集め供養顕彰した。

ここには奇兵隊に支援を続けた白石正一郎、奇兵隊三代総督を務めた赤根武人の墓など140基が建立されている。
毎年11月の第2土曜日に「奇兵隊並びに諸隊士合同慰霊祭」が関係者、遺族らで行われている。

(記述:松尾美弥子)

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