夢見る晋作像(細江町 晋作通り)

夢見る晋作像(細江町 晋作通り)

 設置されたのは、平成元年(1989)4月。晋作通り振興会によって建設された。石柱には、「夢見る晋作像」と、「晋作通り」という、解説文が刻まれている。

=夢見る晋作像=

1862年、24歳(文久2年)の時、清国への使節団として上海へ渡航、当時国際交流にかけるロマン溢れる青年としての高杉晋作を表現した。悩める時、心ふさぐ時、ゆきづまったとき、この像に触れて、高杉晋作のロマンと情熱を吸収して元気になって下さい。
1986年、歿後120年記念
平成元年(1989)4月 製作 中村重雄 撰文 片野良平

=晋作通り=

竹崎町の大歳神社から入江町交差点までの商店街通りを通称「晋作通り」という。1986年高杉晋作没後120年を記念して始まった維新海峡ウオークを機に、豊前田、細江の商店街や自治会を中心に発展。
晋作通り振興会会長 友田 有 (協賛者多数)

 以上のとおり刻まれている。昭和61年(1986)は、高杉晋作の没後120年。東行庵の第3世庵主谷玉仙尼の発案で、「維新海峡ウオーク」(東行庵からJR下関駅まで約27キロを、維新の史跡を訪ねながらのウオーク)がスタートした。このウオークは、以来、毎年4月第2日曜日に開催され(第35回、令和2年はコロナで中止)、全国から約2万人が参加し、関門海峡春の風物詩となっている。高杉晋作の像が設置されている場所もウオークのコースで、通過確認のスタンプ押印の場所である。

(記述:安冨静夫)

所在地・アクセス

所在地:山口県下関市細江町1丁目9、日和山公園上り口、細江公園前の通路。

風の予言者(竹崎町)

前の記事

風の予言者(竹崎町)
挙兵騎馬像(功山寺)

次の記事

挙兵騎馬像(功山寺)