風の予言者(竹崎町)
設置されたのは、平成21年(2009)8月20日、高杉晋作生誕170年を記念して建立された。
「風の予言者・高杉晋作と奇兵隊」と称されている。
下関を明治維新発祥の地として国内外にアピールするため、企業や文化団体で構成する「志士の杜推進実行委員会」によって建立された。(現在、委員会は事業完了で解散)
奇兵隊士に見たてた岩礁に支えられ、流れゆく歴史の雲を掴み取ろうとする高杉晋作を、表現したモニュメント。銅像下の台座には、詩人・野村忠司氏の詩文が彫られている。
“風の予言者”
荒ぶる風
そよぐ風
耳を傾け
真実を求めて駈ける
われらは風の予言者
ここ下関の地に
風の予言者
高杉晋作と奇兵隊が
屹然と立つ
新たな旅立ち
我等は時代を揺り動かした
彼等の明日への志を
いまつなぐ
像の製作者は、濱野邦明氏
竹崎公園のすぐ西寄りには、竹崎地域の氏神で、源平合戦当時、源義経が戦勝祈願したと伝わる大歳神社がある。この神社の鳥居は、高杉晋作を物心両面から支え、明治維新を裏から支えた豪商白石正一郎が寄進したものである。
(記述:安冨静夫/写真:吉岡一生)
所在地・アクセス
所在地:下関市竹崎町1丁目17 竹崎公園内